【マレーシア】子宮頸がん高度異形成〜定期検診とコルポスコピー検査にかかる費用の目安

マレーシア情報
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皆さんこんにちは。

マレーシアで働くママブロガーazuです。

私は20217年、長女の妊娠期間中の検診にて子宮頸部高度異形成の診断を受けています。

そして、長女を出産して間も無く、異形成部分の円錐切除術を受けました。

それからは、半年に1度の検診を受けるように当時の医師から言われていました。

マレーシアに引っ越してきてからは、検診に行くペースが空いてしまったりしていたのですが、医療費や診察に不安がある方の参考になればと思い、マレーシアで婦人科を受診した際の記録を残してみようと思います。

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子宮頸がんとは

子宮頸がんとは、子宮頸部にできるがんのことです。大部分の子宮頸がんは、CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)やAIS(上皮内腺がん)という、がんになる前の状態を経てからがんになります。

がんになる前の状態であるCINやAISの時期には症状がなく、おりものや出血、痛みもありません。

国立がん研究センター https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/index.html
引用元:鶴川台ウィメンズクリニック

私が2017年に受けた診断は、高度異形成(HSIL,CIN3)という、いわばがん一歩手前まで細胞が変化していますよ。という状態。

とはいっても、初めて婦人科健診を受けた頃から軽度異形成・中程度異形成の診断は続いており、生理周期の乱れはあるものの体調には影響がない期間も多く、全く自分で問題視していなかったのです。

そんな経緯から産後の子宮頸部円錐切除術を感じられなかった私に対し、当時の主治医がこう言いました。

「娘さんの20歳の成人式、見たくないですか? それまで健康で居たいと思いませんか?」

その時に、初めて高度異形成の状況は深刻にとらえるべきものなのだと実感しました。

円錐切除術後のフォローアップ

そんなわけで、円錐切除術を受け、5年以上が経過した今現在も半年に1度の定期検診が必要な状況にあります。

術後は高度異形成とまでは行かずとも、中程度異形成まで再発していた時もあり、検診のついでに異変の可能性がある部分を多めに取り除いてもらっていました。

私が、マレーシアで行ったことのある検査は下記の通りです。

・細胞診

綿棒のような専用のブラシを使い、頚部を擦ることで細胞を取って行う簡単な検査

・コルポスコピー検査

酢酸溶液を患部に塗布し、色が変化することで異形成の可能性のある細胞を見つける検査。

目視で病変部分を特定します。

・組織診(生検)

観察で一番重症と思われる部分を特定し、そこから生検用の組織を採取して顕微鏡検査に送ります。

細胞診と比べ、検査中の不快感や痛みが強いです。

・凍結療法

凍結療法は、子宮頸部を急激に冷やして凍らせ、がん細胞を含む組織を壊死させる方法です。副作用は、とくにはありません。ただし、治療後に水っぽいおりものが1週間から10日ほど続きます。

定期検診で通っている病院

私はマレーシアに来てからは Sunway Medical センターのDrに診てもらっています。

いつも日本人通訳さんに予約や受診時の通訳をお願いしており、細やかなサポートで安心して通うことができています。

Drに急なオペが入ったり、予約していても待ち時間が長かったりしますが、院内はホテルのように綺麗でスタバやサブウェイ、近くには小さなモールもあり便利なことも通っている1つの要因です。

検査にかかる費用

マレーシアの病院では、一般的なクリニックでなく専門医(婦人科・内科・皮膚科・耳鼻科など)にかかると専門医による受診料が必ずかかります。これが結構いい値段で、特に治療などをしなくても受診するだけでRM130-150程。そこから治療内容に合わせて費用が変わってきます。

今までは、通院というスタイルで通いあとから会社で加入しているPMケアのアプリで申請をする。というやり方でした。

通院の際の診察の流れは

①コルポスコピー

②組織診

③状況によって凍結治療や高リスクかのウイルスチェック

費用は大体RM950-1200(2900-37000円)

ここからPMケアで申請すると、最大RM200-220しかおりません。

なので毎回3万円近い出費となり、検査に行くのが遠のいてしまう時期もありました。

しかし、ある時同じ治療でも日帰り入院扱いにすれば加入している保険のプランによっては無料にできるかもよ?と教えていただきました!!(早く知りたかった!!)

日帰り入院の際の診察の流れは

①事前に(別日で)入院の手続きのための受診

②入院日には婦人科の窓口ではなく、日帰り入院窓口へ 血圧などのチェック

③コルポスコピー

④組織診

⑤状況によって凍結治療や高リスクかのウイルスチェック

事前通院の費用はRM150程なので、全額通院の保険申請でカバーされます。

そして、私の加入している保険プランだと入院が年間RM40000(約122万円)カバーされるので、日帰り入院でかかる費用は全額保険会社負担となります。

事前の受診で手続きを済ませているので、当日は自費での建て替えも不要。キャッシュレスで安心して治療を受けられるので大変助かっています。

検査結果は約1週間後。

保険の仕組みはまだまだちゃんと理解していないけど、同じ検査や治療でも保険の適用のさせ方によって自己負担が大きく変わるんだなと知ることができました。

おまけ

私の通っている病院では、日本のような自動で足パカーンの検診台ではありません。

平たいベッドに横になり、金属のスタンドに踵をひっかけます。

体勢が慣れないのでどうしても体に力が入ってしまいます。

検診後は、鈍痛と水っぽいおりものや出血があるためナプキンを必ず持参しましょう。病院で名ナプキンの用意はありません。

以上、私の検診の流れをシェアさせていただきました。

誰かの参考になれば幸いです。

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