【マレーシアに猫と移住】出発3ヶ月前から絶対に始めるべきこと【ペットの輸出入手続き】

マレーシア移住計画
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こんにちは。

こちらのブログでは過去にも家族でマレーシア移住計画についてお話ししていますが、今回の移住で一番の関門はペットの猫2匹の輸出入手続きについてです。

今のところ帰国予定などは立てておらず、長期ステイ予定ですが家庭や仕事の都合などで緊急帰国をせざるを得ない可能性も少なからずあると思っています。

ペットが一緒だと、すぐに出国や帰国は不可能です。様々な手続き、ペットの健康チェックなどを国の機関に証明してからでないとできません。

マレーシアに引っ越すにあたっても、すぐに猫 OKのコンドミニアムやオーナーさんが見つかるか不安はつきません。(その前に無事に入国させてあげることができるか、不安で爆発しそうです(汗)

ネットで猫をマレーシアに連れて行く記事を検索しても、体験談のお話が圧倒的に少ないですし、必要な手続きも結構頻繁にアップデートされているようなので、参考にしつつも鵜呑みにせず、自分たちで各所への確認は絶対にした方がいいと思います!!

空港に行って、ペットだけ連れていけません!なんて状態になっては悲惨すぎますもんね。

今回はまず、私たちが現段階で行なっている手続きの方法をタイムテーブルを交えてご説明していきたいと思います。(2019年11月の現時点での情報です。)

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猫のマレーシア輸出入に必要な手続きとスケジュール

ダウンロードまたは拡大して見ると分かりやすいです
マレーシア入国に必要な手続き
輸入手続き部分抜粋

かかりつけの動物病院にてマイクロチップを挿入してもらい、日本獣医師会からチップ挿入の証明書を発行してもらいます。郵送での手続きとなります。マイクロチップを挿入した日に狂犬病のワクチン1回目も同時に行ってもらいます。病院からワクチンの証明書を英文でもらい、必ずマイクロチップ番号も記載してもらいます。

英文の証明書は病院で作ってくれると思いますが、もし自分で用意してと言われた場合はこのテンプレートが使いやすそうでした。

狂犬病のワクチン接種は1ヶ月間隔を開けて2回行う必要があります。その後抗体検査をしてもらうのですが、こちらは2回目の接種日から2週間後に行うことを推奨されています。

証明書兼申込書は英文のものをRIAS(検査機関)のHPからダウンロードできるようでした。おそらく獣医さんが準備してくれると思います。

証明書を郵送で受け取るまでに多めに1ヶ月は見積もっておいた方がいいと思います。

抗体検査にかかる費用は1匹13000円。その他にマイクロチップの費用が1匹4000円かかりました。(自治体によっては補助金制度もあるようです。)

出発の約1ヶ月〜3週間前に健康診断を受け、英文で結果を記載してもらいます。(1ヶ月以上前は逆にダメだそうです)

マイクロチップ登録証明書、狂犬病ワクチン接種証明書(2回分英文にて)、抗体検査証明書(英文)、健康診断結果(英文)の書類全てを準備し、マレーシアの動物検疫所に輸入許可書を発行してもらいます。以前は個人でもできたようですが、2019年11月現在では現地法人を通さないと申請できないようでした。

なので、事前にエイジェントを探す必要がありますね!

私は5社くらい見積もりを出してもらいましたが、手数料が本当にピンキリで最安2万2千円程〜10万超えの業者もありました。

輸入許可書の発行自体は、業者が早く手続きに行ってくれれば概ね即日発行され、そこまで時間がかかるものではないようでした。

この輸入許可書はほとんどの場合メールで送られてくるようですので、事前書類とまとめてプリントしておきます。

こう行った海外への輸出入の手続きは国やペットの種類によっても変わってくるので、動物病院にとっても負担と労力をかけてしまいます。救急の子を多く見ていらっしゃって忙しそうにしている先生や、英文での証明書発行など慣れていない先生だと、こちらも不安になるので、事前にお電話で相談したりしっかりと先生とコミュニケーションを取りながら、必要書類と工程表をこちらでも準備したりして行った方が安心だと思います。

各関係機関の URLまとめ

マイクロチップ:日本獣医師会

狂犬病抗体検査:一般財団法人生物科学安全研究所(RIAS)

日本出国に必要な手続き

次に出発が近くなってきたら日本側で行う手続きについてです。

日本を出国するためには、動物検疫所にて出国前に輸出検疫証明書の交付を受ける必要があります。事前(出国7日前まで)に動物検疫所に連絡し、輸出検査申請書を提出し、出発日(出発時刻によっては前日)の動物検疫を受ける予約を取ります。

出国時の空港での輸出検査が終了したら、英文の輸出検疫証明書が発行されるようでした。

出発日が近づいたら念のためかかりつけの先生のところでも最終健康診断と証明書をもらっておけば、この出発時の検疫がスムーズに終わるとの情報もネットで見かけたので、私たちもそうする予定です。

それぞれの手続きを行ってから証明書の発行にも時間がかかりそうですし、どんなに遅くともこれらの一連の準備を3ヶ月前には始めないと絶対に間に合いません!

余裕を持って各所への相談、エージェント探し、申請を行いましょう。

抜かりのないように、在日マレーシア大使館にもどんな手続きが必要か確認をお勧めします。ドキドキして電話しましたが、私が電話をした時は日本人の方が日本語で対応してくれました。

各関係機関の URLまとめ

農林水産省:動物検疫所

各空港の動物検疫所:連絡先一覧

在日マレーシア大使館:03-3476-3840

狂犬病の抗体検査の必要性

狂犬病のワクチン接種に関しては情報が色々で、見積もりを出した各エージェントさんからの回答もまちまちでした。

ワクチン1回で抗体検査はせずに渡航した人のブログもありましたし、必ず必要なのか?

エージェントさんにも再度問い合わせたところ、

「日本のマレーシア大使館に問い合わせをすると抗体検査は必須だと言われるそうです。実際はマレーシア政府の輸入許可を取る場合は狂犬病の注射とマイクロチップだけが最低必要な条件です。日本で1回抗体検査を受けてから海外に行き、海外で毎年有効期限が切れる前に毎年注射をし続けることで、帰国前の抗体検査を受けた後180日の待機日数を過ごさずに、すぐに日本に帰れることになっているそうです。」

との回答を頂きました。心配なこと、不明確な点は細かく相談に乗ってくれ、その都度最新情報も確認してくれるエージェントさんが見つかってよかったです。

その他事前に確認しておくこと

輸出入の手続きと同時に、航空券を予約すると思いますが、航空会社によってペットの運賃が変わってきます。貨物室のペットをいれられるスペースの空き状況などもあるようなので、チケット購入直前に、予定出発日にペットを乗せられるか電話で聞いた方がいいと思います。

また、クレートを借りる方は、こちらの空き状況も合わせて確認します。

出発準備を行うために動物病院に行く回数も増えますし、ペットを輸送するために規定を満たしたキャリーの準備などなんだか人間より手間とお金がかかっている気が・・・(苦笑)それでも大切なペットを安全にマレーシアまで運んで一緒に暮らすため。

マレーシアに到着し現地での移動手段もシミュレーションしています。Grabというタクシー配車を使うのが一般的だと思いますが、マレーシアはまだまだペットフレンドリーと言えない状況のようで、乗車拒否されることもあるそうです。

事前にペットOKのドライバーさんを探したり情報を集めておこうと思います。

私たちも手探りですが、不備がないようにしっかり進めていきたいです。

まとめ

私自身、何から手をつけていいのか・・・どんな順番で?どの情報が正しいの?と困惑しながら進めてきた作業です。

正しい情報をお伝えしているつもりですが、補足すべき点もあることと思いますので、必ずご自身でも裏付けを行なっていただけたらと思います。

この記事が、皆さんのお役に立ち、マレーシアでペットの猫ちゃんと楽しく健康に過ごせるご家族が増えますことを願っています。

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コメント

  1. takano akiko より:

    現在、猫を連れてマレーシアに移住予定ですが、なかなか情報が少なかったので、大変参考になりました。ありがとうございます。愛猫への負担やストレスを考えると私自身がとても不安で仕方ないです。
    到着時、azuさんの猫ちゃんはどんな様子でしたか?
    現地エージェントはどちらを利用されましたか?またその時の体験等教えていただけましたら嬉しいです。

    • azuazu より:

      コメントありがとうございます。頂いたコメントに気付くことができていませんでした。せっかく頂いたにもかかわらず、大変申し訳ございませんでした。2024現在私が利用したマレーシアのエージェントさんは廃業されているとのことでした。猫たちは新しい環境に戸惑う様子もありましたが、特に体調を崩すことも無く2日程で慣れていました。お力になれず申し訳ございませんでした。また、こちらの記事を読んでいただき、どうもありがとうございました。

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