【マレーシア封鎖】3月18日から31日まで活動制限令!コロナの生活への影響は?現地住みのリアルな実感【ロックダウン】

マレーシア情報
スポンサーリンク

マレーシアでは先日、就任したばかりの新首相より 3月18日から月末までインフラに関わる企業(お店)以外の営業停止と教育機関のクローズ、出入国制限が発令されました。

イスラム系の大規模な集会により、感染者が爆発的に増えたため新型コロナウイルスの感染拡大を阻止すべく、大きく封じ込めにでたのだと思います。

それにしても、余りにも急だぜ!!

明後日から、ぜーんぶクローズするよ!よろしくね!ってマレーシア政府大胆ね・・・!

そんなこんなで、一部生活に支障をきたすこともでてきました。

今回のブログでは2020年3月18日現在マレーシアでのコロナウイルスの感染者数や、今回の政府発表の制限についての現時点での情報まとめ、街の人の危機感の様子、リンギットの為替状況、リアルな生活への影響の実感などをまとめていきたいと思います。

スポンサーリンク

マレーシアでのコロナウイルス感染者数まとめ

マレーシア政府が発表している最新(3月16日までに分かっている)の感染者数です。

トータルで550人を超える感染者が発覚しています。うち12人は重篤でICUに入院しているようです。最新の情報ではマレーシアで初の死者も1人でたとのことでした。

感染者数が爆発的に増えた要因は、 国内外から約1万6千人が参加した 大規模な宗教イベントだそうです。16日までに参加者のうち、マレーシア人338人の感染が確認の他に、ブルネイから参加の48人、シンガポールから参加の5人が帰国後に感染が分かったと報告されています。

マレーシア政府のHPのコロナ感染者数などの最新情報はこちらから更新されます。↓↓

https://www.pmo.gov.my/2020/03/2019-ncov-novel-coronavirus-updates/

18日からの移動・活動制限まとめ

マレーシア政府が16日の22時に発表した、国内での移動・活動・出入国に関する制限を発表しました。下記の情報は 在マレーシア大使館から発信されたものを引用・編集しています。

(情報は随時変更・更新される可能性があります)


【新型コロナウイルス】マレーシア政府による活動制限令の発表について


■ムヒディン・マレーシア首相は3月16日22時(日本時間23時)頃から,新型コロナウイルス対策について緊急の記者会見を行い,3月18日から3月31日までの「活動制限令」を発表したところ、とられる措置のポイントは以下のとおりです。(全文(出典:首相官邸))https://www.pmo.gov.my/2020/03/perutusan-khas-yab-perdana-menteri-mengenai-covid-19-16-mac-2020/


■発表では「観光客及び外国人渡航者の入国は全て禁止する。」とされていますが、外国人の出国についての言及はありません。

■コロナウイルス関連情報は、領事メール、大使館HP及びマレーシア関係当局から、最新情報をご確認ください。

「活動制限令」の発表内容

①新型コロナウイルスは135か国に拡大し、全世界で16万2711人が感染し、うち6443人が死亡した。マレーシアでは、昨日(3月15日)に190、本日(3月16日)に125の症例が新たに発生し、感染者数は553人となった。うち511人が入院した一方、42人が回復している。


②現在の状況に鑑みて、抜本的な対策が早急に必要と判断し、感染症予防管理法及び警察法に基づき、3月18日から3月31日まで全土に活動制限令(Movement Control Order)を発令する。

③第1に、宗教・スポーツ・社会及び文化活動を含む大規模集会は禁止する。礼拝施設及び商業施設は、スーパーマーケット、公的市場、食料品店、コンビニエンスストア等の日常必需品を販売する店舗を除き全て閉鎖する。ムスリムによるモスクでの金曜礼拝等の宗教活動の延期は3月15日の特別メンタルヘルス会議(Mesyuarat Jawatankuasa Muzakarah Khas)の決定(3月17日から3月26日まで礼拝を行わないと規定したもの)に基づく。


④第2に、マレーシア人の出国を禁止する。海外から帰国したばかりの者は、健康検査及び14日間の隔離(又は自主隔離)を受けることが求められる。


⑤第3に,観光客及び外国人渡航者の入国は全て禁止する。


⑥第4に、幼稚園、普通科校、寄宿校、インターナショナルスクール、ターフィズ校、初等、中等及び大学入学前の教育施設を含む公立及び私立学校を閉鎖する。


⑦第5に,全ての公私の高等教育機関(IPT)及び技術訓練校を閉鎖する。


⑧第6に、政府機関及び民間企業は、水・電気・エネルギー・通信・郵便・輸送・灌漑・石油・ガス・燃料・放送・金融・銀行・保健・薬局・消防・刑務所・港・空港・治安・国防・清掃・物販・食料供給等の主要インフラを除き全て閉鎖する。

※追記※

上記営業許可リストにホテルとeコマースが追加されました。

マレーシアで多いコールセンター関係の企業も、ホテルや航空会社サポートなどの部門によっては勤務、事務系は在宅勤務などを行っているようです。


⑨我々は他国で短い間に数万人が感染する状況を目の当たりにしており、国民が同様の事態をマレーシアで目にすることは望まないだろう。国民がこの難局を克服できることを望む。パニックや不安に陥らず、落ち着いていただきたい。我々は、中国等の国々が思い切った対策を取り、感染を急速に減少させた事例を目にしてきている。


食料・生活必需品・マスク等の保健用品は十分にある。国内取引・消費者省が食料供給及び日用品の動向を継続的に注視する。

⑪首相を長とする国家安全保障会議が毎日会合を行う。


⑫活動制限令に関する質問がある場合は、ホットライン03-88882010でNational Operations Management Centerに連絡できる。

以上が発表の内容でした。

要約すると、まず、マレーシア人以外の入国は完全に禁止されています。出国に関して、マレーシア人以外は特に禁止とは明確に言われてはいませんが、航空会社自体が独自の判断でフライトキャンセルをする可能性は大いにあります。会社なども自宅勤務または休業となるところが多く、レストランも一部の店舗でデリバリーもしくは持ち帰りのみの販売となり、クローズしているお店がほとんどです。

これは事実上、鎖国といってもよかろうに!!!

Amazon.co.jp

リンギット、安くなったよ!

経済・投資の面では世界中大混乱だと思いますが、日本円を換金することでマレーシアの生活費を賄っている人にとっては少しありがたい話、円高によりリンギット安くなっています。

今年に入ってからのレートを比較してみると、最大RM1=27.11円だったときに対し、3月18日現在RM1=24.60円となっています。

25円を切っているのはここ15年で一番円高らしいですよ!

マレーシア生活への影響は?

私は2月にマレーシア入りし移住を開始しているのですが、2月の時点では日本のコロナ騒動はどこ吹く風。マレーシアでは全くと言っていいほど危機感を感じることはありませんでした。空港など以外ではごくたまーにマスクをしている人を見かけるくらい。

それが3月10日くらいから、少しずつ街で見かける人の様子や対応も変化してきたように感じます。

とあるモールのレストランに行った時には、入り口で体温チェックと、消毒が行われていましたし、従業員・ウエイターはみんなマスクを着用していました。この頃からGrabの運転手もほとんどマスクをする方ばかりになってきました。

3月15日、毎日通っているモール内のスーパーで、2,3袋トイレットペーパーをまとめ買いしている人を見かけるように。大手スーパーでネットショッピング&配送を行っているTescoでも、注文できない状態が続いていていました。この時は、あれ、システムエラーかな?くらいにしか思っていませんでした。

3月16日、スーパーにいくと大混乱!!

ここにいるだけで感染しそう!と思ってしまうくらい人・人・人!!!!レジで会計するまでも長蛇の列で40分ほど並びました。トイレットペーパーや紙製品は売り切れ、生鮮食品もかなり品薄な状態。急に国民が危機感MAX!になった感じ。

3月17日、翌日からの移動制限に備えて買いだめする人続出。

またしても日用品や食料の品薄を懸念して午前中にスーパーに行くと、昨日と同様大混雑。しかしながら、昨日売り気れが目立っていた商品も補充されていて、みんなが買い占めなければ備蓄は十分ある印象。

この日はお米、食品、乾麺などすっからかんで、棚もガラガラになる勢いでした。

3月18日、スーパーに行くと昨日売り切れていたトイレットペーパーは補充されていた。モール内の薬局やスーパー以外はクローズしているため、町全体が閑散として自粛ムードが高まっているように感じます。

スーパーでは品薄の紙製品もWatsonsなどのドラックストアのオリジナルブランドは結構在庫がありました!スパー以外で購入するのもおすすめです。

Grab food のデリバリーや配車はまだ利用できる様子。

そして、政府からの発表では州をまたぐ移動も申請がいるとの情報があったのですが、警察署に申請で訪れる人でごったがえして逆に人を集めてしまう結果となったので、州間の移動制限は解除されたようです。

娘の保育園も3月いっぱいお休みに突入。保育料とか支払い済みのものがどうなるのか気になるところではありますが、園の経営など打撃もあるでしょうし、先生たちが職を失うことになっては困ってしまうので、保育料の返金はなくとも無事に安全に再開される日がいち早く訪れるといいなと思います。

日本でもそうですが、コロナの影響で収入を失う人が増えたり、本当に必要としている人に必要な物資が届かなかったり、各方面で不安な状況が続くと思います。

私たち家族は、マレーシアに移住してまもないですが、たくさんの人に親切にしてもらってマレーシア国民の懐の深さとか優しさに感銘を受けています。

身近で困っている人がいたら、助け合いながらなんとか3月いっぱい乗り切っていきたいです!

予備はあるに越したことはないのですが、自分たちの必要以上の買い占めで、これまで親切にしてくれたマレーシア国民を困らせちゃいやだなぁ。

心配をよそに、まわりのマレーシア人たちは、お国柄なのか日本みたいにピリピリ神経質なムードはあまり感じられず、ゆったりとした気持ちでみんなコロナの終息を待っているように感じます。

マレーシア生活もどんどんアップデートしていきたいと思いますので、是非またこちらのブログに訪問してくださいね。

この記事が、皆様のお役に立てば幸いです。

Amazon.co.jp

コメント

タイトルとURLをコピーしました