こんにちは。
ペットを海外に連れていく際に、出発国、到着国で必要になるペットの輸出入にかかる手続きの多さに戸惑っている飼い主さんも多いのではないのでしょうか?
私たち家族がマレーシア移住と飼い猫2匹を連れていくことを決めたのは、移住日からさかのぼって3か月前のこと。はい、超弾丸移住でした!(笑)
しかし、ペットの輸出入に際して必要なワクチン接種やマイクロチップの挿入、動物病院の受診、輸出許可書・輸入許可書の発行を順調に全部こなしても約2か月半ほどはかかるといわれています。
年末年始を挟んでいて、各機関のお休みもあったので手続きをすすめるのには、本当に時間との闘いでした。
そして猫2匹を連れて行くのには、とても費用もかかります。
詳しくは過去記事にてスムーズに進めるための工程をまとめていますので、是非これから移住される方は見てみてください。
猫の輸入許可書を取得するために、現在では個人での申請ができなくなっておりマレーシアの代理店を通す必要がありますが、その代行費用も業者によってピンキリ!!
何社も見積依頼を出しましたが、最安2万円代から10万円超えの業者も。
私は、最安値ではないものの、依頼前から質問に何度も丁寧に答えていただき1つ聞いたら10で知識と情報を共有してくださる、信頼できる業者さんをみつけることができましたので、そちらに依頼し無事輸入許可書を想定より早くゲットすることができました。
ではでは、そんな手続きを無事に乗り越えた同士の皆さん!!!
次は最大の山場であり飛行機輸送での不安も多い、日本出国・マレーシア入国当日の流れをシェアしていきますね。
前日に成田空港で動物検疫をうける
成田空港第2ターミナル動物検疫所への行き方
出発が午前便だったため、余裕をもって出国前日に検疫を予約しました。
検疫所に提出する書類は事前にメールで確認してもらっていたのですが、丁寧にチェックしたつもりでもワクチン接種日など記載ミスがあり、しっか見つけて指摘してくれたのでとても助かりました。
基本的に問い合わせた翌日夕方くらいに毎回返信が帰ってきていました!
成田空港内の職員エリアに動物検疫所はあるのですが、場所が迷路みたいでめちゃくちゃ迷いました。
第2ターミナル2階の南棟のパーキングへの連絡通路の正面あたりにガラスドアの職員専用口があります。
手前にはスロープがありますのでペットのケージをカートに乗せたまま運ぶことができます。
有料待合室の案内が目印になるかもしれません。
職員専用エリアを進み6階の動物検疫に向かいます。地図なしではたどり着けないので、動物検疫予約時にメールで送られてきていたPDFをプリントしていてよかったー!
動物検疫の様子
検疫って何をするんだろう~。厳しいのかな!?この猫は連れていけません!!とか言われちゃうのかな???
めちゃくちゃ心配していたのですが、スタッフの方みんな気さくな雰囲気でホッとしました。
輸出申請書やマレーシアでの輸入許可書、ワクチンの接種証明書、狂犬病のワクチン抗体証明書、マイクロチップ登録書など必要書類の確認がとれると、白衣をきた係の人が登場!!
受付の隣の診察台で猫の健康状態をチェックします。
詳しくみられるのかな?と思いきやマイクロチップの読み取りが正常にできるか確認し、聴診器をあててすぐ終了~~!なんだ思ったより簡単!!
ビビりのとろちゃんでもあっという間に検疫を終えました。
超警戒心の強いむぎちゃんにいたっては、『怯えて威嚇フーフーしちゃうかもしれません・・・。』伝えると、『あ、じゃあもうケージに入れちゃって大丈夫ですよ』とチップの読み取りだけで終了しちゃいました。
ここでもらう輸出許可書はマレーシアの動物検疫にて提出する必要があるので、機内持ち込みの手荷物で持ち運びすぐに取り出せるようにしておきましょう!
オリジナルとコピーのスタンプが入った2部を発行してくれます。
ペットの飛行機チェックイン
私たちは成田空港発、JAL0723便(午前11時発)を利用しました。
JALでの国際線ペットの輸送にかかった運賃は1匹2万5千円。2匹いるので5万円かかりました。地味に痛い出費が続きます(笑)
JALのホームページからあらかじめダウンロードしておいた同意書を記入したものを当日チェックイン時に提出します。3時間前にはペットのチェックインをするようにと案内がありましたが、ペットホテルから猫たちをピックアップして、チェックインの列にならんでいたら結構時間がオーバーしてしまい自分たちの番が来たのは出発2時間半前くらいになってしまいました。
ですが、係の人も全く時間を気にしている感じではなかったので、絶対3時間前じゃないとだめってこともなさそうと判断しました。
人間のチェックインが終わると次はいよいよペットの手続き。
ペットは貨物扱いになるのですが、キャリー(ケージ)の規定なども細かく定められているためかなり慎重に準備してきました。
何が始まるのか不安げなとろろ。
多分うまく飲めないとは思ったのですが、リッチェルの折り畳みキャリーに給水ホルダーをセットしておきました。
事前にペットのサイズやケージの大きさなどは申請しているのですが、再度採寸などを行っています。
マレーシアでは宗教の関係で犬はあまり好かれない、雑に扱われるなど悪い噂を聞いていたため、ケージにはCATとわかりやすくアピール!!
念のため楽天でゲットしたLIVE ANIMALのステッカーも!!
必要条件を満たしていることがわかると、『ではお預かりいたします。大切に輸送しますのでご安心くださいませ。』と声をかけていただきました。
飼い主としては、本当に貨物室の温度ペット用に保たれてるの??
逃げたりしないよね??
気圧大丈夫???
現地で炎天下で放置されたりしないよね???
と疑いと不安100%の表情だったんだと思います(笑)実際に質問しまくりました。
そして、脱走防止のネットをかけられどこかへ運ばれていきます。
えーーー!むぎちゃんだけネットかかってないーーー!!!なんでっぇええ!!!
とろちゃんは重量感ずっしりで存在感ありありだけど、むぎは軽いし、ブランケットに完全に隠れていたからケージだけの輸送と思われてないよねーーーー???そのまま荷物と同じ温度気圧で保管されちゃって、上空で凍えてしまわないかなんていらぬ不安が頭をよぎります。
また、すかさずスタッフに確認。こうこう、こうゆう状況で運ばれていったんですがーーー!と。
『スタッフもわかってると思うので後でネットするだけじゃないですかね!』
夫『でも、ネットのストックいっぱいあったの見たよ、なんでかなー』
私、不安でさらに別のスタッフに確認
『航空規定で逃走防止でペットケージには2重にネットをかける決まりなので、必ず2匹ともネットをかけますよ。不安ですよね。しっかり確認しますので大丈夫ですよ。』
不安に共感してくださるお言葉に私、うるうる。
飛行機でペットを運んだ方のブログなどで、ペットがケージから出てしまい、結局見つからなかったなどの記事を見かけたことがあったため、それ以降にこうゆう措置が取られるようになったのだと思います。JAL独自のものか、全航空会社でしっかりネットでの脱走防止措置がとられているのかはわかりません。
ここまで済んだら、あとはマレーシアでピックアップするだけ!猫たちが無事でいてくれることを祈ります。
マレーシアについたら
ペットのピックアップ場所
ペットのピックアップ場所については、諸説あり、バゲージクレームの横に乱雑に置かれていた、やスーツケースなどと一緒に回ってきたなどの古い情報もありました。
輸入代理の業者にも、確認してみましたが100%ここで受け取ります!という正確な情報はないようでしたが、だいたいは大型荷物の受取所で受け渡しになるだろう。とのことでした。
日本でもJALのカウンタースタッフに確認しました。
JALの現地担当者がバゲージクレームの横で引き渡しするとの回答でした。
なのでまず、クアラルンプール国際空港に到着したら、イミグレーションを済ませ、荷物受取場所へ向かいましょう。
実際に私がKLIAで猫をピックアップできたのは上記図の黄色い星の場所です。
私たちは3番のバゲージクレームでしたので、そのレーンの出口側(イミグレーションとは反対側)にスタッフと一緒にネットを外した状態でケージに入った猫たちが待っていました。
2匹とも意外にも長旅を終え落ち着いているように見えました。
受け取ったら動物検疫所Amimal Quarantine officeに行きます。(上の図の赤い星の場所にあります)
KLIA内の動物検疫所での手続き流れ
しかーーーし!!
待てど暮らせど、呼び鈴を鳴らせどだれも出てこないーーー!!!
THAT’S MALAYSIA
ってことかな?(笑)
誰もいなかったらここに電話してね!って番号があったけど、現地携帯契約ゲット前だったため、電話をかけれず30分くらい、人が来るのを待ちました。
そして、日本での輸出許可書、マレーシア現地代理店で取得した輸入許可書をプリントしたもの、パスポートなど書類諸々を提出し、いろいろ確認が済んだら1匹当たりRM25の手数料を支払い完了です。
ここではペットをケージから出してなにかチェックするなどは一切ありませんでした。
そして、レシートをもらおうとすると、今ちょっとプリンタとかの調子悪いからメールで後日送るわ!と。ほんとかいなと思いましたが、数日後担当者からWhatsAppで領収書のpdfが送られてきました!
しかし、名字のスペル間違っているーーー!!
指摘し、正しいく作り直して再送するようにお願いしてみたのですが、もうシステムに登録しちゃってるから変更むりだわ!ごめんちょ!ってな感じで返事が・・・。
THAT’S MALAYSIA アゲインです((笑)
でも、無事に新居に連れて帰れたのでよしとします。
まとめ
出発・到着当日については心配していたよりなんてことなかった!とスムーズに預けから受け取りまで済ませることができると思います。
ペットとのマレーシア移住、そして帰国などはワクチン接種や書類の準備にかなりの労力を使いますが、これも愛するペットと暮らすため。
不安なことは何度も確認し、丁寧に進めていけば大丈夫!!
ずぼらでケアレスミスの多い私でもできたので、きっと皆さんもどうにかなる!!!
この記事が、今後マレーシア移住を考えている皆さんの役に立てば幸いです。
帰国などで日本にペットを連れて帰るほうが検疫大変らしいので、抗体が切れないよう各種ワクチンは必ず期日内に再接種(特に狂犬病ワクチンが重要)をしていきたいと思います。
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