1歳児に適した叱り方は?危険やダメを教えるために知っておきたい効果的な方法【しつけ・イヤイヤ期】

アンガーマネジメント
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1歳を過ぎてくると、なんとなく親が言っていることを理解し始め、子ども自身もやりたいこととそうでないことの意思表示をはっきり始める時期ですね。

気に入ったおもちゃを取られたり、行きたい場所に行けないなど、自分のやりたいことができないと、大くのけぞって抵抗してみたり、大きな声で泣きわめいたり、物を投げたり・・・早めのイヤイヤ期がきてしまった!?なんて思うこともしょっちゅう。

好きなようにさせてあげたい反面、危ないことや、人を叩いたり引っ掻いたりして傷つけてはいけないということはしっかり教育していきたい!そう思い悩んでいる親御さんも多いことと思います。

今回は1歳児の成長や発達に適した叱り方や褒め方、しつけの方法をご紹介していきたいと思います。

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NGな叱り方をしていませんんか?

子どもの年齢に関係なく言えることですが、愛情を持ってしつけたり叱ることが、時に自分の機嫌や状況に左右された怒り方になってはいませんか?

一貫性のない叱り方

私も自分に余裕があるなしで叱り方を変えてしまう時があります(反省)今までダメ!と言っていたことを「まぁいいか」と見逃してしまったり、つい笑って楽しいことのようにしてしまったり一貫性のない叱り方で、親の機嫌や状況に左右されたり、同じことでも強さをコロコロ変えるような叱り方をしてしまうと、子供は戸惑ってしまいます。

パパとママの間でも、○○をやったら、ちゃんと叱ろうなどとある程度話し合っておくのも良いかもしれません。

強く叱って(叱り過ぎて)、その後のフォローをしない

親といえど人間。「あ、私今イライラしてるな」「強く怒鳴って言い過ぎてしまったな」そんな時もあると思います。大事なのはその後です。一度落ち着いて「言い過ぎてごめんね。」と声をかけてあげましょう。ダメなことは謝る、素直にごめんねをする、ということを親の方からしっかり示していきましょう。

そして、言うことを聞いたり、約束を守れた時などは「ありがとう」や「よくできたね、偉いね」と褒めてあげましょう。

自尊心は絶対に傷つけない

1歳児が1回でちゃんと言うことをきくなんてことは難しいですよね。

一日のうちに何度も同じことで注意しなければならないかもしれません。「それはやってはいけないと言ったよね」「危ないからダメだよ」繰り返し伝え、ずっと子どもの動きを阻止したり注視していることも大変だと思います。

しかし、絶対に自尊心を傷つけるような言葉で叱らないようにしましょう。1歳でまだ言葉がわからないからいい。そんなことないです。そして、アンガーマネジメント的な見解でも、怒り方は習慣化し、人それぞれ癖づいていくものがあります。

自尊心を傷つけるような叱り方がママやパパの癖になってしまうのが一番怖いと私は考えています。

「そんないけないことばかりする子は、もうママの子じゃない!」「馬鹿!」など・・・

アンガーマネジメントをする上でも重要なことですが、物を壊しながら怒ったり、暴力を振るったり、強度や持続性の強い怒り方(叱り方)も絶対にやめましょう。

親が言った言葉遣いや態度、怒り方の癖を子供は真似します。

1歳児はどんな時期?

1歳になると両親や周りの言うことが少しづつ理解できるようになり、やって良いことと悪いこともの区別ができてくる子もいます。

「はいどーぞ」や「ねんね」「まんま」「ありがとう」などの意味を理解したり、お辞儀やバイバイができたり、月齢が進むにつれ、話せる単語が増えてきてパパ・ママと呼べる子も。

体や心の発達においても成長に個人差が大きくある時期ですので、焦らずゆっくり繰り返し物事を教えていきましょう。

また、この時期は好奇心もとっても旺盛で家の中のいろんな場所や棚の中などを探検したり、ありとあらゆるものを触って確かめようとしたりすることが増えるてきます。危険なものや触られたくないものは、手の届かないところに事前に片づけておきましょう。注意する回数を未然に減らす工夫を。

どうゆう躾を始めればいい?上手な叱り方は?

1歳にもなると言葉を理解し始めている為、善悪の判断ができるようになってきます。
イタズラもわざとこちらの反応を見て楽しんでいたり、構ってほしくて繰り返し悪さをすることもありますよね。そんな行動をしたら、真剣な顔で向かい合い「それはダメだよ!」と強い口調で説明しましょう。子どもの目をしっかり見ながら、いつもと違う声のトーンと表情で真剣に繰り返し注意することで分別がついていきます。

1歳児への躾は厳しくする必要はありません。ダメなことを繰り返ししてしまうような時には遊びながら興味を別の方へ逸らしながら行うのが理想です。
また、家族だけでなく、保育園でのお友達や先生、周囲の大人とたくさん関わる中で、我慢したり、嫌な思いをしながら学び成長していくことも多いです。

叱る時には、短い言葉で簡潔に。繰り返し伝えてあげましょう。

こんな時どうする?叱り方Q&A

離乳食を自分で少しづつ食べられるようになったのはいいのですが、遊び食べを始めます。どう注意したらいい?

1歳の子どもが飽きずに集中して食事をできるのは、せいぜい10 分から長くても15 分程度です。あらかじめ「10 分くらいが限界」と想定し、食べ物で遊び始めたらすぐに「ごちそうさま」をして、食事を下げたり、場面を切り替えて見ましょう。優しく「食べ物では遊んじゃダメだよ」と伝えるのはいいですが、子どもの集中力の限界に合わせた食事スタイルにママが変えてあげましょう。

ソファーやテーブルに登ってわざと危ないことをします。「コラ」と注意すると、遊んでると勘違いしてニコニコ楽しそうで逆効果です・・・

身の危険が伴うような場合は、「やめなさい」と遠くから注意したり呼びかけるよりも、子どもの側に行き、ぎゅっと体ごと抱き止めるほうがよっぽど効果的です。2 歳頃までは言葉だけで言い聞かせるのは難しいので、まずはママが行動を。口だけの叱り方になってはいませんか?

おむつ替えや着替えを極端に嫌がって暴れます。今は力づくで抑えてしまっていて、何か改善できる方法はありますか?

イヤイヤ抵抗したりするときは、無理にさせたり、叱るのではなく、違うアプローチを試して見てください。例えば、よく遊んでいる人形に「お着替えしましょうね〜」「綺麗になって可愛いですね」などおままごとのようにして見ましょう。興味を示したら「○ちゃんもやってみようか!」「上手にできたね〜」など褒めながら促して見てください。「よし、今日は自分でお着替えに挑戦しよう」など、ズボンやオムツを履かせる(上に引っ張る)のを少し手伝わせて達成感や、できて褒められる体験をさせるのもいいと思います。


ダメなことを教える時には、簡単な言葉と表情、そしてそれと同時に身振り手振りをつけてあげるのも分かりやすいです。「ダメ」の時には大きく両手で×を作ったり、逆に注意したことをできたら大きく拍手してあげるなど、言葉プラスアルファの行動を心がけて見ましょう。

注意したり、叱る中で威嚇するような言動をしたり、「ダメって言ったでしょう!もう知らない!」など子供を違う部屋に少し放置したり、分からないからこそママも強く表現しすぎることもあると思います。しかし、考えて見てください、そうゆう行動をして1歳の子どもが泣き止んで言うことを聞くでしょうか?

余計に激しく泣き、理解できることも理解できなくなってしまいます。

叱る上では信頼関係もとっても大事。“ママはあなたを大切に思っている”ということが崩れてしまうような言動はやめましょう。

叱る方も冷静に落ち着いて話すことが重要です。

まとめ

重ねての説明になってしまいますが、1歳児の躾・叱り方において大切なのは繰り返し言い聞かせることです。

すぐに1回でできるわけがないと思った方がいいです。

毎日毎分、気を張って行動を見守り、子育てをするということは大変なことですが、そんな時期も一瞬です。今の叱り方でその子の性格や怒り方が決まってくる大切な時期。愛を持ってお互いに学び成長して行きたいですね。

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