今回はアンガーマネジメントファシリテーター™️、キッズインストラクタートレーナー™️の資格を持つ私が、大人も子供も実践できる、イライラしちゃった時の対処法をご紹介いたします。
反抗期?こどもが怒りやすくて困っている・・・
イライラしてすぐ物を投げるのを辞めさせたい・・・
しっかり色んなことを教えたいが故、ママも小言が増えたり、注意してもなかなか改善しないこどもにイライラしたり。そしてそのイライラが今度は夫やこどもにも連鎖してしまう。
大なり小なり、子育てに【怒り】の感情は付きもの。しつけの観点からも怒るべきことにはしっかりと怒る必要がありますが、疲れていたり自分の機嫌で「あ、きつく言い過ぎてしまった・・・。」なんて時もありますよね。
こどもは親の怒り方を見て【怒り】の表し方・扱い方を学びます。なので大人である私たちが適切な怒りの感情との向き合い方を知っておく必要があります。
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怒ったとき体はどうなる?
怒りの感情を抱いた時、皆さんは自分の体に現れる変化をご存知ですか?
少しのイライラ程度ですと、小刻みに体を揺らしたり机をコツコツしたり。
だんだんと怒りに感情が支配されてくると目がカッと開き、手足が次第に熱くなってきたり、人それぞれですが、筋肉や筋肉が縮んで「戦闘モード」に体は変化して行きます。
そんなとき怒りを落ち着ける方法を何パターンか用意しておくと怒りに任せた衝動的な行動や、考えすぎて感情が爆発!なんてことを減らせるかもしれませんね。
こどもと一緒にやってみよう!怒りの逃がし方
まず、簡単に怒りを逃す方法はゆっくりと深く大きく深呼吸!が効果的ですが、
息を吐くという動作に慣れていないこどもにとっては難しい場合もあるかもしれません。
そこで、こどもでも簡単に実践できる怒りの逃し方・体の落ち着かせ方をご紹介致します。
•シャボン玉を膨らませて飛ばす
•ストローでゆっくり思いっきり息を吐く
•袋を膨らませる
•風船を膨らませる
深呼吸の変わりに、体から大きく息を吐ききる動作を遊びを交えて一緒にやってみましょう。
風船の場合は・・・
目一杯膨らませたら風船も割れちゃうよね。気持ちも我慢しすぎると爆発しちゃうんだよ。
空気を入れ膨らませた後、持ち手を離して糸の切れた凧のように暴れる風船を見せ・・・
怒りが爆発すると、風船みたいに自分で気持ちをコントロールできなくなっちゃうんだよ。
でも嫌な気持ちや怒っている気持ちは自分でバイバイすることもできるよ、イライラを風船に詰め込んでバイバイしようね。
などと分かりやすく声をかけてあげて、膨らませたあとは風船を割ったり、しぼませて怒りを手放すという感覚を教えてあげるのも、こどものアンガーマネジメントでは重要になってきます。
こどもはとても繊細で、ちょっとしたきっかけで負の感情をフラッシュバックして泣いてしまったり、思い出し怒りをしてしまうことがあります。怒りの感情とはごく自然に備わっている感情の一つなので、否定せず共感してあげながら、まずはじっくり心の声を引き出してみましょう。
なぜ怒りが生まれたか?を考えることは自分やこどもの怒りの癖を知る上でとても大切です。
子育てママの場合の例ですと
- 自分が疲れているとイライラしやすい
- 自分だけが家事や仕事子育てを頑張っている気分
- ママはできて当たり前で誰も褒めてくれない
などから生まれる【悲しい・悔しい・羨ましい・寂しい】などの感情が根底にあって、何かの出来事と結びついた時に怒りやイライラとして表されます。
こどもの場合の例ですと
- 友達にバカにされた
- 自分は悪くないのに先生や親に一方的に注意された
- 自分の意見を言えなくてイライラが募る
などなど、周りの環境に影響されて大人同様に【悲しい・悔しい・羨ましい・寂しい】が生まれることが多いように思います。
まとめ
キレやすい子供が増えていると言われる現代ですが、正しい怒りの感情の扱い方を教えてあげることはスポーツに打ち込んだとき、人間関係に悩んだとき、自分の価値観と違う人に出会ったとき、将来社会に出たとき、様々な場面で役立てていくことができます。
アンガーマネジメントは誰でも実践できる心理トレーニングなので、大人もこどもも繰り返しトレーニングしていけば上手に怒りの感情と付き合っていくことが出来ますよ。
私も実際にアンガーマネジメントを学んだときに読んだ本が、とても分かりやすく初めてアンガーマネジメントに興味を持った方でも読みやすいと思いますのでご紹介しておきますね。
アンガーマネジメントを知って、イヤイヤ期・反抗期を親子で乗り越えましょう!
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