多発するあおり運転防止にも役立てられているアンガーマネジメントって?

アンガーマネジメント
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近年、多発傾向にあるあおり運転やモラハラ、パワハラなどでその抑止・防止策として注目度が高まっているアンガーマネジメント。

この言葉を知っていても、実際どうすれば良いのか、アンガーマネジメントって?と詳しく知らない方が多いのではないでしょうか。

アンガーマネジメントを身につけることで“相手を怒らない人に変える”ということはできませんが、自分自身が怒りの上手な扱い方を知ることで、周りに怒っている人がいても上手なかわし方や逆撫でしたりトラブルに巻き込まれたりしないよう、その対処の仕方を冷静に導き出すことができるようになります。

そもそも怒りの感情ってマイナスなイメージがありませんか?

【あの人はキレやすい、怒りっぽい】ですとか

【いつも些細なことでイライラしている】

そんな人の様子を想像したり、実際に見たりすると顔も強ばってこちらまで力が入ってしまう•••

しかし、怒ること自体は決して悪いことではないのです。

【怒り】とは自分自身をを守るための言わば防衛感情でもあります。人が持って生まれた、ごく自然で当たり前の感情の一つなのです。

大切にしているものや価値観、自分自身が傷つけられそうになった時、人は怒りを覚えます。そう思うことはとても自然ですよね。

怒ること自体が問題でないのであれば、問題となる怒りとはどういったものでしょうか。

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怒りの感情をコントロールできていないNGな怒り方

しょっちゅう怒ってしまう

1日、1週間を振り返って見てください。その中で何回くらい怒ったりイライラしていますか?

頻度が高い程、あなたはいつも怒っていることになりますし、周りの人からの印象もそう見えてしまいます。

怒っている人が同じ空間にいると、自分まで気分(機嫌)が悪くなり、どんどん人にイライラが伝染してしまいますよね。まずは自分の怒りの癖(どんな時に怒りを覚えやすいか)や頻度を自覚しましょう。

怒りが長期間(長時間)続いてしまう

怒ることはけっして悪いことではありません。しかし、その感情を長い間持ち続けてしまうといつしか【恨み】や【憎しみ】といった別の感情に変化してしまい、頭の中がイヤな気持ちで支配されてしまう。そうなってしまうのは避けていきたいですよね。

必要以上に強く怒ってしまう

強く怒りを示して怒った結果、周りの人が言うことを聞いてくれた、というような経験をすると、毎回思い通りになるまで怒り続けたり、相手の気持ちや状況を考えずに一方的に怒鳴り散らしてしまうことが習慣化してしまうことがあります。必要以上に強く怒りを出しすぎると人間関係が崩れ修復が難しくなってしまうことも。怒りの感情を表す時にはしっかりと自分をコントーロルすることが必要です。

怒りをぶつけてしまう

言い争いや喧嘩をした時に物に当たったり、暴力をふるってしまう傾向のある人はいませんか。

当たり前ですが、これは決してやってはいけないことです。中にはその攻撃性を自分自身へ向けてしまう人もいます。

こういった怒り方をしても問題の解決を生むことはありません。やめたいけれど、事あるごとについつい手が出てしまう、物を投げてしまうという人も居るかもしれません。怒り方は一種のその人のです。最初は変われなくてもトレーニングによって改善していくことが出来ます。

もし強い怒りをぶつけられたら

あなた自身の怒りのコントロールは、自覚し変えたいという気持ちがあれば、不適切な場面でイライラしにくくなったり、怒る時に伝え方を変えたりと改善していくことが出来ますが、他人の怒りはコントロールできません。怒り心頭でこちらにぶつけて来る人に対して「ちょっと落ち着いて」「そんなに怒らないで」と言ったところで逆上されかねないですよね。

親しい間柄や信頼関係がある人間関係においては、多少強く言い合ったとしてもその中でより理解が深まったり、しっかりした話し合いによって解決することが出来ますが、全くの他人いつも理不尽な上司の場合はどうでしょう。残念ながら、相手にしない方が得策と言えることもあると思います。

怒りに対して正面から向き合うとことが必ずしも正解とは言えません。

怒りのピークははじめの6秒と言われています。

自分が怒っている場合でも、相手が怒っている場合でも、そのピークが過ぎるまで一旦その場を去る、冷却期間を設けるということはアンガーマネジメントをする上では有効な手法です。

例えば、道端で人とすれ違い際にぶつかったとします。

相手に一方的に「オイ!何ぶつかってきてんだよ!」と喧嘩腰でキレられた場合

「は?そっちがぶつかってきたんだろ。お前が謝れ!」などと応戦するのは得策と言えるでしょうか。殴り合いの喧嘩に発展・・・相手もしくは自分が怪我をして警察沙汰に・・・なんてことも考えられます。

ムカつく気持ち、言い返したい気持ちをこらえ

「もう二度と会うことのない赤の他人だし、言いがかりは無視して立ち去ろう」

と、人の多い場所などへ逃げるように無視してやり過ごす方が、更なる強い怒りや事件に無駄に巻き込まれずに済むことが容易に想像つきます。

最近多発しているあおり運転の例をとっても、相手が悪質運転の常習者であれば「相手にしないようにしよう、何か言われたとしても窓を開けたり、向き合ったりしないようにしよう」と考えられる人が増えてきていると思います。

つまり、怒りが生まれそうな出来事が起きた時に、怒るかどうか、はたまた気持ちを切り替えて過ごすかどうかは自分自身が決められるのです。

怒りのスイッチは相手が押すのではなく、自分自身に押すかどうかの決定権があるのです。

もう一度言います。

怒るかどうか、はたまた気持ちを切り替えて過ごすかどうかは自分自身が決められるのです。

この考え方を持っているかどうかで、変わること変われること、たくさんあると思います。

まとめ

あなたは怒りが芽生えた時どういう怒り方でその怒りを表現しますか?

前半で記述したような、やってはいけない怒り方になってはいませんか?

怒るべきかどうか、怒るとしたらどのように怒るか、その怒り方は相手に伝わりやすいベストな方法なのか。。。常に冷静に適切に怒りをコントロールできれば、生活の中でのトラブルはグッと減るはずです。そしてこの技術を習得すれば、スポーツや教育等様々な場面でも応用できます。

アンガーマネジメントは決して難しいことではありません。自分の意識ひとつで考え方をガラリと変えることができるのでぜひ皆様も実践して日常生活に取り入れてみてください。

最後に、私が今まで読んで参考になった書籍をオススメしておきます。

知識のない初心者の方でもわかりやすく、詳しく解説されているので興味がある方はぜひ読んで見てくださいね。

これからもアンガーマネジメントについていろいろお話ししていこうと思っています。まずは自分の中の怒りの感情を理解し知ることで、怒りを上手に扱いコントロールできるような人を目指しましょう!

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