【家族3人+猫2匹でマレーシア移住】マレーシア求人サイトには乗っていない税金あれこれ【手取りは?保険は?敷金礼金?】

マレーシア移住計画
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「幸せボンビーガール」の番組の影響で、マレーシアで就職しハイレベルな海外生活を送ることにに憧れ移住を検討している人が急増中!

日本と比べると超格安で高級マンションに住むことができ、週末には近隣の盗難アジア諸国に旅行♪貯金もできて余裕な暮らし!

TVではそんな風な生活が描かれていますが・・・・

でもちょっと待った!

ちゃんと考えていますか?税金などを差し引いた手取りは実際どれくらいなのか?現地の生活を始めるにあたり、賃貸契約を結ぶ際の初期費用、日本で加入中の医療保険や年金はどうするか等々。

もちろん、一人暮らし予定でスーツケースひとつで身軽に移住し、現地のローカルフードなどを食べ食費・生活費をうまくコントロールしながらながら、TVで見たような生活することは可能だと思います。

ですが、今回は行く前にしっかり把握しておきたい、マレーシア移住(就職)に関してのお金のあれこれをまとめてご紹介していきたいと思います。

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日本人がもらえるお給料について

最低保障給与額

マレーシアで働く外国人は、ワーキングVISAを取得することとなり、国の法律で最低給与が5000リンギット〜と定められています。その為、転職サイトなどで出ているマレーシアの現地採用求人も5000リンギット以上となっているはずです。

2019年11月初旬の為替レートは1リンギットが26.46円ですので、この時点での日本円に換算した最低保障給与は13万2312円となります。

リンギットの為替は結構変動しやすい印象です。マレーシアで働き暮らす分には為替の影響は受けませんが、引っ越しや帰国などで現地通貨や日本円に両替する場合はある程度の期間の相場を見ておくといいと思います。

税金を差し引いた手取りは?

求人サイトでは額面の表示で、手取り額についてはよく分からない方も多いのではと思います。

日本ですと、給与から健康保険や雇用保険、厚生年金、各種税金が差し引かれていると思いますが、マレーシアの日本人を雇用している多くの企業の場合、健康保険は会社が負担してくれることになると思います。住民税などはないようです。

そして、実は意外と知られていないのが年間のマレーシア滞在日数が182日以下の場合は、非居住者とみなされ、最高税率の28%が課せらると言うことです!!

183日以上となる場合、居住者とみなされて累進課税が適用されますので、翌年の確定申告で過払い分は戻って来ますが、例えば半年以内に、「やっぱり合わなかった!帰国しよう」なんてことになってしまうと、リファウンドを受けることは出来ません。

ですので最低保障の給与の例では、初めの約半年ほどは5000リンギットー税金28%=3600リンギット(9万5264円)がおおよその手取りとなります。

183日以上居住し働いた場合でも、最初は給料から大きく税金が差し引かれることには変わりませんので、ある程度当面の生活費を準備して行く方が安心かと思います。

会社によっては、1年以上働くことを前提に税率の半分を負担してくれるところもあるようです。

翌年以降はざっくり簡単に言うと月7000~10000リンギットの給与の場合、差し引かれる税金は6%~10%程度かと思います。

マレーシアでの医療費は?

日本人を採用している多くの企業では、会社が健康保険料を負担してくれています。提携しているクリニックでの診療は薬代込みで一律5リンギット(130円)。海外で病院にためらわずに行ける環境はありがたいです。

マレーシアは医療の水準も多く、一般的なかかりつけ医的存在のクリニックが数多くあり、日本語も通じるところも多いようなので、その点では安心できるかと思います。

また、子供を連れての移住の場合だと予防接種の続きは受けられるのかなど不安もあると思いますが、こちらもご安心を!マレーシアでも日本と同等に子供の予防接種のスケジュールが組まれているようなので、クリニックの先生に相談しながら各種ワクチンの摂取も可能です。

子供のことに関しては、念には念をで、私も英文で今までの病歴やワクチン接種歴などをまとめた書類を用意しておこうと思います。

しかし、会社の健康保険ではまかないきれない例外となる診療もあるようです。歯科治療などが良い例で、自己負担の治療費も高額になりやすいので、移住前に済ませておくことをお勧めします。

場合によっては保険適用外の診療も一部一定金額まで会社負担となり、差額を自分で支払うと言うケースもあるようです。

マレーシアで賃貸を借りるには?

マレーシアでの物件探しは日本でいうSUUMO!やHOMESなどのような不動産情報サイトを利用し、自分で探す、もしくは人づてに紹介してもらうという方法が一般的です。

私はまだ出国していませんが【iProperty.com】【PropertyGuru】での家探しを始めています。

KL Sentralの家具・ジム・プール・セキュリティ付きコンドミニアム

写真のような高級コンドミニアムは80~90㎡以上で約8万2千円〜。

東京だと35万円以上は余裕でしそうな物件に、この値段で住めるのはやはり憧れるものがあります。

ある程度の家賃相場の把握をし、設備など気になるところは事前に不動産屋さんと直接WhatsAppnなどのアプリ経由でコンタクトを取ることができます。その場合やり取りは英語となります。

マレーシアにも敷金(デポジット)が存在し、このデポジットと初めの1〜2ヶ月分の家賃を事前に支払う必要があります。初期費用は家賃の2〜3ヶ月分かかると思っておいた方が良さそうですね。

家具付きのコンドミニアムも多く、新生活を始めやすいのも魅力。入居時にオーナーに「掃除機が欲しい」や「テレビをつけて」などある程度交渉することもできるようです。

ほとんどの物件は1年契約を前提としているため、それ以前の退去となる場合はデポジットがかえってこなかったりするので、こちらも確認しておきましょう。

入居や退去でのトラブルを防ぐためにも、しっかりと契約書には目を通しましょう。

会社のバックアップと違約金

日本でマレーシアの現地採用などに応募し、採用が決まった場合、おそらくほとんどの会社で次のようなサポートをしてくれると思います。

  • 片道航空券の手配
  • VISAの手配、申請
  • 最初の1〜2週間は社員寮を無料で利用可
  • ピックアップサービス
  • 不動産会社の紹介
  • 健康(医療)保険への加入
  • 非居住者税の半額負担(会社による)

1人を雇用する際、会社としてもそれなりのコストがかかります。

なので、本当にやる気があるのか、お試し海外生活ではなく、しっかりある程度の期間働く意思があるのかなどは面接時にも確認されると思います。

1年以内にもし退職した場合、片道航空券の代金やビザの申請にかかった費用などは自己負担になる可能性があります。(雇用契約時に確認しましょう)

加えて前述した非居住者税や家賃のデポジットなども帰ってこないことも考えると、マレーシアでの就職・移住は1年間は帰国しない覚悟を持っていく方がベターと言えるでしょう。

もちろん、雇用条件などは会社によって違うので一概には言えません。あくまで参考として捉えていただけたらと思います。

日本での年金はどうなる?

日本国外で生活する場合、年金の加入は任意となります。帰国した時に再加入の手続きをすることもできますが、その場合加入していなかった期間の年金受け取り額はもちろん減ります。

任意で加入し続ける場合、国民年金の支払いは貯金から賄うのかなど、こちらも移住前にしっかり計画し必要な手続きを行っておく必要がありますね。

まとめ

今回はお金に関するきになる疑問あれこれをまとめてみました。

あくまでも一例となりますが、皆さんのお役に立てば幸いです。

マレーシア移住に伴う各種申請の手続きの方法や、現地での暮らしなどお役立ち情報を随時アップしていく予定ですので、よろしければ今後も覗いてみてくださいね!

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