こんにちは。
子連れでマレーシア移住してから、早3か月が経過しました。
ここマレーシアでもコロナウイルスの影響は甚大で、ほとんどのお店や会社、学校がロックダウン中はクローズしており、住んでいるコンドミニアムでも散歩が禁止など制限がとても厳しかったです。
1歳8か月の娘も、約2か月弱玄関より外には出ていませんでした。
6月になり、少しずつ緩和の動きがみられて、少しほっとしているところです。
そんなこんなで、ずーっと先延ばしにしていた娘の予防接種もろもろ。
日本では、対象の月齢で受けられる予防接種は済ませてきましたが、
実はマレーシアでも子供の予防接種は日本とほぼ同様に受けることができます。
私が見つけた日本語が通じるクリニックでは、日本語の母子手帳を持参すると、今までのワクチン接種歴を確認してくれたり、アドバイスをしてくれたりと、言葉に不安があっても、しっかり相談しながら受診することができました。
マレーシアに来て、日常生活にはとても満足しているのですが、困ったことがひとつあります。
それは、娘が蚊に刺されまくること!!!
こちらは網戸などが備え付けでない為、結構簡単に蚊やその他虫達が侵入してくるのです!!
デング熱やマラリア、日本脳炎など、蚊を媒体とする伝染病の危険は日本にいるよりやはり強く感じます。
今回の記事では、1歳は8か月になる娘が、日本脳炎の予防接種を受けた様子を記録し情報をシェアしたいと思います。
日本じゃないけど"日本脳炎"になるリスクはあるの?
そもそも、日本脳炎って日本にいる蚊だけが持っている病原菌なのかな?
初めはそんな風に思っていました。
ワクチンはいろんな病気の感染を予防や免疫を持たせてくれるものですが、ワクチンを接種するデメリットやリスクももちろんあります。
私も主人も結構慎重派で心配性なところがあるので、マレーシアにいて日本脳炎にかかる危険性が低いなら、蚊は多いけどあえて受けなくても良いかな?とも考えていました。
なので、受診前に気になるアレコレを先生にお伺いしてみました。
先生!日本脳炎とマラリア、デング熱は蚊を媒体とした伝染病だと思うのですが、ワクチンはそれぞれことなりますか?
優先して受けた方が良い予防接種はありますか?
日本脳炎・マラリア・デング熱は異なる感染症です。
蚊を媒体としている感染症ではありますが、マラリアとデング熱にはワクチンはありません。
感染した場合は直ちに検査をし、対処療法となります。
ワクチンで予防できるのは日本脳炎だけとなります。
なるほど~~~!
すごく無知な質問をぶつけてしまいました。
マレーシアでは初めて病院にかかるので、不安と心配もありましたが、丁寧に教えてくださるので安心感が高まります。
マレーシアに生息している蚊でも日本脳炎になる可能性はやはりあるのでしょうか?
日本脳炎を伝染する蚊はマレーシアにも生息していますが、感染者数は少なくなっています。少ないとはいえ、感染する可能性もありますので、事前に抗体を作ることで感染予防ができます。
こんな感じで、受診前にクリニックの公式LINEで日本語で質問することができました。
今回受診したのは、日本語の通訳さんが在中しているAOI Family Clinicさんです。
通訳さんも医療知識があるお方ですし、先生は女医さんで、子どもも抵抗が少なかったように感じました♪
院内は広々と清潔感があります。
AOI Family Clinic あおいファミリークリニック
住所:C-G-03,Capital 3, Oasis Square,, No.2 Jalan PJU 1A/7A,, Ara Damansara, 47301 Petaling Jaya, Selangor
電話:+60378590723
HP:https://aoi.clinic/
2019年の感染者数は?
では、実際にマレーシアでどれくらい日本脳炎の感染が報告されているのか調べてみました。
マレーシア保健省によると、1月1日から7月13日まで、マレーシアで報告された合計15の日本脳炎(JE)症例は、3人のJE死者、2人がサラワク、1人がペラで発生しました。
引用*http://outbreaknewstoday.com/japanese-encephalitis-in-malaysia-42046/
田舎や農業地帯での感染報告が目立つようです。感染者数は確かに0ではないですが、そこから蔓延したというわけではないようでした。
何歳から受けられる?日本との違いは?
日本小児科学会のHPによると、
現在、日本における日本脳炎ワクチンの1期の標準的接種時期は、初回接種として3歳に達した時から4歳に達するまでの期間に、6日以上(標準的には6日から28日まで)の間隔をあけて2回、初回免疫終了後6か月以上(標準的にはおおむね1年)あけて1期追加として4歳に達した時から5歳に達するまでの期間に1回となっています。
役所に連絡し、予防接種の申し込み用紙を郵送してもらえば、3歳以下でも任意で前倒しすることもできたので、日本から引っ越す前に予防接種することも考えていたのですが、他の予防接種との兼ね合いで、私はマレーシアで受けさせることに決めました。
マレーシアでの日本脳炎の接種スケジュールは1回目が生後6か月頃。(州によっては任意となるのかもしれません。)
アクティブワクチンなので、基本的には1回で良いそうですが、効果の持続を長くしたい場合は、時期を開けてもう一度打つこともできると先生がおっしゃっていました。
娘も、太ももにブスっと注射!!
頑張りました!!
注射が終わったら日本の小児科みたいに、頑張ったねシールを先生がくれました♪
当日も熱や発疹など特に変わった症状も出ず、一安心。
クリニックからも翌日LINEで、症状等の確認の連絡が届きました。アフターケアもしっかりやってくださり、感謝です。
保険は効くの?費用は?
予防接種は基本的に保険適用外になると思います。
今回、娘の日本脳炎のワクチン接種にかかった費用はRM300。現在のレートでは日本円で約7550円です。決して安くはないけれど、しょうがないですね。
その他にも、虫刺されがひどかったので軟膏を処方してもらいました。
こちらはRM50(約1260円)
マレーシアの病院では、処方箋をもって薬局に行く必要がなく、院内処方をしてくれるので、小さい子ども連れの身としては、とっても助かります。
次は、3種混合の2回目を受ける予定です。
まとめ
個人的には、マレーシアの病院でも安心して日本と同じくらいの水準の医療を受けることができると考えています。
予防接種は、日本語対応可OKのクリニックを選べば、日本から持ってきた母子手帳を参考に今後のワクチンスケジュールを組んでくれますし、摂取した分も追記してくれます。
子連れ移住したら、まず先に通いやすい範囲に家族で安心して通えるかかりつけ医を探すと良いかもしれませんね!
マレーシア渡航者に推奨されている予防接種等は外務省のHPでも確認できますよ!
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