こどもの乗り物酔いについて徹底解説!いつから?症状は?治し方は?

子育て情報
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こんにちは。夏休みも終盤戦。お盆休みも重なり、実家への帰省や家族旅行にでかけている方も多いのではないでしょうか?

普段より移動範囲も増え、車、飛行機、電車、船、遊園地のアトラクションetc…に乗った時、あれ?こどもの様子がおかしい!?

今回はお子さんが乗り物酔いになってしまった時の見分け方や、対処法などについて徹底解説いたします。

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乗り物酔いって赤ちゃんでもなるの?

そもそも乗り物酔いって何歳くらいからなってしまうのか?そして何歳くらいが一番なりやすいのか?自分自身の体験や周りを思い返してみると、記憶に強く残っているのは小学校の遠足などのバスで気分が悪くなっている子がたくさんいたような・・・。

こどもが乗り物酔いになりやすいかどうかは、脳(小脳)の発達段階の状況に関係があります。なので、小脳が全体的に未発達な0歳から3歳ごろまでは乗り物酔いにはなりません。

この事実は知りませんでした!なるほど。

つまりは小脳が発達しはじめ、外部から受ける刺激に敏感になってくる4歳ごろから、小脳が未熟な20歳前後位までは乗り物酔いになりやすいそうです!また、低血圧なこどもも乗り物酔いしやすい傾向があるようです。

こんな時は乗り物酔いかも?症状を見分けるチェックポイント

こども自身が乗り物酔いの症状を自覚して訴えることは難しいですよね。こんな症状が現れはじめたら乗り物酔いを疑い、悪化するのを防いだり、対策をとってあげましょう。

  • あくびが増えだした
  • 冷や汗が出ている
  • 顔色が悪い
  • 吐き気がある
  • 唾液の異常
  • 胸やお腹が気持ち悪いと訴える

こんな兆候が現れたら乗り物酔いの可能性大です。また、実際に嘔吐してしまったり、頭痛、ふらつきがある場合は無理をせず休憩をとったり、ひどい場合は状況に応じて病院に行くなども考えなくてはいけません。

乗り物酔いはメンタル面にも大きく左右されるといいます。一度乗り物酔いを経験したこどもは、次に車に乗った(前回と同じ乗り物)際などに、その記憶を思い出し、不安から症状を再度引き起こしてしまうこともあるそうです。前回と同じ乗り物だけでなく、同じ匂いなども同様に再発を招く要因になりえます。

乗り物酔いにならないようにするには

乗り物酔いは事前の対策で発症を防げる場合が多いです。せっかくの楽しいお出かけや旅行を思いっきり楽しむためにも知っておきましょう。

体調を整えておく

ご存知の方も多いかもしれませんが、満腹・空腹は避けるよう、適度な食事をとっておきましょう。前日にはしっかり睡眠をとり体調を整えることが大切です。

環境づくり

親御さんは、最適・快適な車内環境づくりを心がけましょう。乗り物酔いの要因の一つである「臭い」対策は万全ですか?車内の強すぎる臭いはNGです。消臭剤を使用したり、乗車前にしっかり換気を済ませておきます。 また、乗り物によって座る位置も重要です。進行方向を向いた座席を選び、バスであれば大きく揺れる後方は避ける、船は安定している中央部を選ぶ、窓側の席も視覚情報が入るので、おすすめです。

スマホや読書は厳禁

長い移動中、こどもの集中力も切れてきたり、静かにしていてほしいなどの思いから、読書やスマホの使用を容認してしまうこともあるかもしれませんが、これももちろん乗り物酔いを引き起こしやすくなります。一点を静止して見ているのに、体は揺れている状態は脳の感覚神経の混乱を招き、乗り物酔いの症状につながります。

酔い止めの服用

3、4歳ごろから服用可能な酔い止めも市販されています。薬自体の効果と合わさり、「酔い止めを飲んだから大丈夫」という安心感もメンタル面から引き起こされる乗り物酔いを予防してくれます。

医師

こどもが服用しやすいように、飴やドリンクタイプのものもあります。抗ヒスタミンが含まれている場合は眠気が生じる可能性がありますが、きちんと用法用量を守っていれば問題はないですよ。

もしなってしまった時の対策は

万全の対策をしていても、もし乗り物酔いになってしまったら?次のことを試して見てください。

体の締め付けを緩める

シートベルトはキツすぎて腹部を圧迫していませんか?靴下や洋服も脱いだり調節して不快感を取り除いてあげましょう。

ツボを刺激する

薬も持ち合わせておらず、対処法に困った時は、酔い止めに効果的と言われるツボを刺激してみましょう。自律神経や三半規管(内耳)に関係のあるツボを紹介します。

【外関と内関】吐き気や胃の不快感の緩和。平衡感覚を正常にするはたらき。

翳風(えいふう)】耳たぶ裏、耳と骨のでっぱりのくぼみあります。内耳の平衡感覚を刺激。乗り物酔いに効果的とされています。

【侠谿(きょうけい)】足の甲の薬指と小指の付け根の間にあります。頭痛や目眩、耳鳴りなどに効果的です。

食べ物や飲み物で和らげる

唾液の分泌を促すと三半規管の調子が整いやすくなるため、ガムや飴、梅干しなどを食べると良いそうです。また、炭酸水や氷水、ペパーミントティーなども吐き気や胃腸の不快感に効果的。しかし柑橘系は逆の作用があるため避けた方がベターでしょう。

その他

乗り物酔いが生じたら、窓を開け、なるべく遠くの景色を見たり、車から降り休憩をとったりなるべく早めの対策をおすすめします。難しい場合はシートを倒し、横になる体勢で休ませて様子をみましょう。

まとめ

乗り物酔いの症状から対策まで、知っているのといないのでは大違い!

お子さんと楽しいお出かけにするためにもしっかりとした事前準備で安心な環境づくりをしてあげましょう。この記事が皆さんのお役に立てたら幸いです。

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